Tableau 10.4新機能:DesktopとServerのバージョンが異なっていてもダウングレードしてPublish可能になりました #tableau
Tableauプロダクトは現在バージョン10.5が最新ベータ版の状態で展開されている状況となっています。先日開催されたTableau Conference 2017ではv10.5に関する各種新機能の紹介がなされていましたが、その中の1つ「Export As」(任意のバージョンでワークブックをエクスポート)と合わせてv10.4の新機能の1つ「Publish As」というものも紹介されていました。当エントリではその機能について内容をご紹介したいと思います。(※検証したタイミングがv10.5Betaのタイミングだったため、機能としてはv10.4ですが確認バージョンとしてはv10.5で試してみています。ご了承ください)
Publish As: パブリッシュ時にバージョンが異なる場合にダウングレードして対応
Tableau Desktop同士でもメジャーバージョンが異なると以前のバージョンでは開けなくなる事象がありましたが、DesktopとServerの間でも同様の事象は存在していました。v10.4で対応されたこの機能を用いる事で、Tableau Desktop側を先にアップグレードしてしまった場合でもTableau Server環境にダウングレードしてパブリッシュする事が出来るようになります。
まずはパブリッシュする側、Tableau Desktop環境。こちらは現時点で最新となるv10.5のベータ版を用いています。
一方パブリッシュされる側、Tableau Server環境。こちらは現行最新正式リリースバージョンとなるv10.4です。
v10.5ベータ版Desktopからv10.4のサーバにサインインし、ワークブックのパブリッシュを実行。
パブリッシュの段になり、設定を行う画面に合わせて下部に警告メッセージが表示されました。
拡大表示してみます。バージョンが異なっている旨、またバージョンを下げてパブリッシュするので内容に関する警告がなされています。
パブリッシュ自体は問題無く出来ました。
ですが、パブリッシュされた内容を確認してみたところ、以下の様に表示がおかしくなっていました。このワークブックはv10.5新機能となる「Viz on Tooltip」を確認した時に作成したワークブックなので、v10.4のServer環境では表示出来ないのは当然ではあるのですが、状況によってはこういう事も起こるよ、という事になる訳ですね。
まとめ
という訳でv10.4の新機能「Publish As」に関する内容のご紹介でした。Tableau DesktopとTableau Server間のバージョン間相違はDesktop同士同様割と良くあるケースなので、こういった形でひとまずは連携出来る...というのは助かりますね。